未経験者は必須知識!地中電線路の布設方式
愛知県犬山市を拠点に、電気設備工事および電気土木工事を中心とした各種電気工事を行っている余語電気工事です。
私たちの生活に欠かせない電気は、発電所で生み出された後、送電網を通って変電所で調整され、電柱上の柱上変圧器によって家庭で使える電圧へと変換され各家庭へ届けられています。
電気土木工事は、工場やプラント、大規模施設における発電・変電設備や送電インフラを整備する際に不可欠な役割を担う工事です。
今回は、電気土木工事の中でも重要となる地中電線路の代表的な布設方法について解説いたします。
管路式とは

鋼製管や硬質塩化ビニル管、柔軟性のある電線管などを使用し、将来的な増設計画も考慮しながら必要回線数に応じて地中へ配置する工法です。
一定間隔ごとに点検用のマンホールを設け、その内部を通してケーブルを挿入します。
増設や撤去といった将来的な変更に対応しやすい一方で、熱がこもりやすく放熱性には課題があります。
ケーブルが外部からの衝撃を受けにくい反面、定期的な点検作業には手間がかかる特徴があります。
また、外部損傷防止の観点から、2m間隔で電圧区分や管理者情報、埋設年を示す表示設置が求められます。
暗渠式とは
地下にトンネル状の空間である暗渠や共同溝を設け、その内部に電力ケーブルを収容する方式です。
変電所の引出口や、多くのケーブルを集中的に敷設する必要があるエリアで採用されることが多い工法です。
ケーブルの追加や交換が容易で、保守点検もしやすく、放熱性や収容性にも優れているとされています。
ただし、初期工事にかかる費用が大きく、施工の難易度も高い点がデメリットです。
さらに、電力以外にも通信・ガス・上下水道などを同一空間に収容する多目的共同溝として活用されるケースもあります。
直接埋設式とは
ケーブルを保護材とともに地中へ直接埋設するシンプルな施工方法です。
施工工程が少ないため、コストを抑えやすく工期も短縮できる点が大きな利点です。
一方で、保守点検の難しさや、埋設ケーブルの損傷リスクが課題となります。
浅層埋設方式を採用する場合には、専用の収容構造物を必要としない代わりに、施工環境の確保や地域理解などの条件整備が重要になります。
また、他工事による誤掘削の危険性もあるため、適用範囲は限定的に検討されることが一般的です。
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